2025年01月頭出しタイトルのみ全文

　交通事故で後遺障害が残ってしまった場合には、どのようにして後遺障害申請を行ったら良いのでしょうか。

　結論としては、早期に弁護士に後遺障害申請手続きを依頼することをお勧めいたします。

　理由としては、後遺障害申請は相手方保険会社に任せるのではなく、被害者自身の側で行った方が良いからです。

　後遺障害申請には、相手方保険会社にて行う事前認定、被害者側で行う被害者請求があります。

　事前認定は、後遺障害申請を相手方保険会社に全て任せる方法であるため、被害者にとっては楽ではありますが、申請書類の中身等について被害者側が把握することができません。

　そのため、相手方保険会社にて「後遺障害には該当しないと思われる」といった意見書が添付して申請される可能性があります。

　他方で、後遺障害申請を被害者側で行うのであれば、煩雑ではありますが、しっかりと申請書類の内容をチェックしたうえで申請することができます。

　後遺障害認定は、自賠責損害調査事務所という第三者機関が申請書類の内容から審査を行うものになります。

　そのため、診療報酬明細書や後遺障害診断書といった申請書類の内容に不備がないか、誤った記載がないか等を確認することは、後遺障害認定結果を左右する要素になります。

　特に、何が不備で何が誤った記載かといった点については、一般の方では判断がなかなか難しいと思われます。

　後遺障害が残ってしまった、あるいは残ってしまう可能性が高く、後遺障害申請をしようか迷っている場合には、早期に弁護士に相談することをお勧めいたします。